10点満点で同一カード3戦のみの評価になりますのでご理解ください。※当人は本カード3戦現地で観戦しておりました。
【吉川尚輝】4点
12打数1安打1犠打と1番として機能できなかった。このカードでは打席での見せ場はないながらも守備としては好プレーをいくつか披露し加点とした。ただ四死球も1つもなかった点からも反省点は多かった。
【坂本勇人】3.5点
12打数2安打1打点と苦しめられた。守備で少しもたつく場面も見受けられ今年は勤続疲労からか守備に安定感が足りない。レフト(ウォーカー)への打球のケアも必要で坂本にかかる負担が大きいのも影響アリか。
【ポランコ】5点
12打数3安打1打点とまずまずの結果。初戦は勝利に大きく貢献したが土日に関しては中日の投手陣に封じ込められた。土曜日は引っ張り方向のアウトが目立ったが、日曜日にはセンター方向から逆方向の当たりのみ。打席での修正能力は高いので次戦に期待。
【岡本和真】7点
12打数4安打1本塁打2打点と数字だけ見れば良いが金曜日に5打数3安打の猛打賞で土日の残りの7打席では1安打と苦しんだ。ポップフライが多くミスショットが目立った。1〜4番までが土日に苦しめられた為、チームとしては勢いがつかなかった。
【丸佳浩】4.5点
11打数2安打1四球と本来の打撃を見せられず。また、バンテリンドームのような広い球場では丸には守備でも大きな負荷がかかっており、成績安定にはそこも1つケアしなければならないだろう。
【ウォーカー】7.5点
12打数6安打4打点1本塁打と打撃内容で言えば10点満点だが守備での拙攻があり、失点を招いたこともあり大幅減点。バンテリンドームでアウトコースの球を右中間スタンドに運べるパワーは魅力的だが、レフト前ツーベースや左中間の当たりが3塁打になるなど守備での反省点は大きい。逆に言えば中日打線はその隙を上手く突き、打者を効率良く進塁させた。
【香月一也】7.5点
8打数3安打1打点としっかりと存在感を魅せた。ヒットを打った時は3球以内の勝負であり、それ以上球を投げさせた時は凡退していた。カウントに余裕がある時は期待できる打撃を見せた。追い込まれてからのバッティングが課題か。しかし、このカードではチームに良い影響を与えた。
【大城卓三】6.5点
5打数1安打と苦しんだが、やや冴えなかった菅野とコントロールの良いシューメーカーを上手くコントロールし勝ちへ結びつけた。金曜日にはカメラとの接触で腕を縫い、土曜日は2塁ベースを回ったところで足を負傷し交代している。今のところ抹消されてないが抹消されるとかなり痛手となるだろう。
【小林誠司】6点
5打数2安打2打点と課題の打撃では結果を残した。アウトの内容も悪くなく疲労が溜まるまでは期待が出来そう。しかし、日曜日は新人の赤星を上手くコントロール出来ず連勝を止めた。球審の可変ゾーンに苦しめられたところもあるが、それでもコントロールの良い赤星ということもあり小林には上手く引っ張っていって欲しいところではあったため厳しめに点数をつけた。
【中島宏之】8.5点
4打数2安打2打点と土曜日のみ出場だが素晴らしい結果を残した。現状相手投手の左右で香月と併用という形だが、ベテランとして良い存在感を出している。渋いヒットもあり、長打も打てる為貴重な存在だろう。
【投手】
菅野智之、シューメーカー、赤星優志の表カードの3戦。調子が悪いながらも菅野は7回1失点とまとめ、シューメーカーに関しては被安打2本のみの完封と完璧であった。シューメーカーが良すぎたこともあってか赤星は打ち込まれ2回と1/3を被安打7、四球4の6失点とかなり苦しんだ。赤星に関しては球審原の影響も少なからずあるだろう。中継ぎに関しては鍬原、高橋は失点したものの、今村、直江、畠と好投も光った。特に今村に関しては安定感が素晴らしく中川、大江や高木が不在の中、貢献度はかなり高いと見られる。大勢や高梨を温存することが出来たのでシューメーカーや他の中継ぎ陣は良い活躍をしたと言えるだろう。
【総評】
初戦の柳からは猛打で勝ちをもぎ取ったが残り2戦は苦しめられた為、全体としては勢いを止められた印象が残る。勢いに乗っている時の打線は手がつけられないが、山本や中日の勝ちパターンの清水、祖父江、ロドリゲス、ライマルにはほぼ完璧に抑えられた為、そういう時に如何に点を取れるかが大きな課題となる。工夫のある打席があれば良いがこの3戦ではほぼ見られなかった為今後に期待である。
今年の中日は強いですね。石川、岡林、鵜飼と勢いのある若い風と阿部、木下、ビシエドの中堅が支え、大島が先輩としてしっかりと先陣を切る。チームとしてとても良い時期に見えます。そのチームから勝ち越せただけ良かったと思っておきます。
次戦は4/26vs横浜DeNAベイスターズ
まずは先手必勝!静かにしてた上位打線と戸郷選手に頑張ってもらいましょう!!